量子コンピュータによって暗号セキュリテイが通用しなくなる日が来る?

暗号というモノはそもそもどんなものかというと、誰にも読める文章を誰にも読めない文章に変換する
コレが暗号なわけです。

その暗号のルールが知れてしまうと、他人にも簡単に読み取られてしまうわけです。

そうなってしまうと暗号の意味が無くなってしまうので暗号はどんどん進化していって更に強力な暗号ができていってます。

 

暗号機エニグマ

第二次世界大戦の時に非常に難解で絶対に破れないという暗号を使ってた国があったんですが
それは・・当時最強と呼ばれてたアドルフ・ヒトラー率いるナチスドイツです

そのナチスドイツが情報伝達に使用していたのが暗号機エニグマです

2016-03-25_162950

この暗号機に文章を入れると暗号化された文章が出てくるんですが、

ドイツ軍の敵であった連合軍側としてはこのエニグマで暗号化された文章を読み解くことが出来れば、ドイツが次どこを攻めてくるのかを察知する事で戦争を有利に進めれるとして

必死になって解読に乗り出します。そしてそのエニグマ解読に白羽の矢が立ったのは天才学者のアラン・チューリングという人物になります。

 

そしてアラン・チューリングはたくさんの試行錯誤を重ね、エニグマの暗号を解読してしまうチューリングマシンという装置を作り上げてしまいます。

チューリングマシンでドイツの暗号を読み解いてイギリス軍を勝利に導いたんです。

 

そのチューリングという天才数学者が考えて創りだしたチューリングマシンが今現代に存在しているすべてのコンピューターの元になっているといわれています。

量子コンピューターとは?

近年のコンピューター技術発展スピードはものすごく飛躍的に上がっていってるのは事実で、

最近巷でよく聞くのがスーパーコンピューターという存在はテレビ等で見かけたこともあると思います

 

そしてさらに凄いコンピューターが開発されようとしています。それが量子コンピューターなんですが、

量子コンピューターは現段階のスーパーコンピューターで計算しても数千年掛かるであろう計算をほんの数秒で終わるくらいの高い能力を秘めています

 

もしその量子コンピューターが悪用されてしまったら国家レベルのセキュリティが揺るがされかねない事になってしまいます。

民間人から天才達を見つけ出す方法

これだけ性能高いコンピュターを作り出す訳ですからIQの高い人物、天才達を集めないと実現出来ないといわれているのですが・・

どうやって一般人からIQの高い人材を探しだすのか?

 

実はアラン・チューリングがエニグマ解読作戦の途中で「もっとIQの高い人を集めたい」と考え

IQの高い、つまり頭の良い人にしか解けない難解なクロスワードパズルを作ります。

 

そして一切軍事作戦とは言わずに、難解なクロスワードパズルを大衆新聞の暇つぶしのページに載せます

そしてこの難解なクロスワードパズルを解いて応募してきた人をエニグマ解読チームに迎い入れたのです。

つまりこれはゲームやってるフリしてIQテストをして、一般人に紛れ込んだ天才を引き抜いていたんです。

実はこの採用方法は現代でも評価されていてIT業界でこの方法で実際に天才を探す方法が採用されています。

実は何年か前にもニュースにもなったのですが、

 

アメリカのシリコンバレーに道路の脇に奇妙な看板が立ちます

※看板イメージ
2016-03-25_180027

何が書かれてるかというと、{自然対数の底”e”の中で最初に出てくる連続した10桁の素数}.comと書かれています

 

つまりどういう事かというと数学の知識があって尚且つIQの高い人物にしかこのURLのリンクが分からないようになっています。

 

このクイズを解いて答えをアドレバーに打ち込むとどこにジャンプするかというと・・

また別のクイズが置かれています・・その繰り返し先の最後のページにはなんとGoogleの求人ページにたどり着くのです

つまりこのページにたどり着くことでGoogleの採用試験一次通過の扱いが受けられます。

スゲーなGoogle・・・

 

アメリカ版2ちゃんねるに謎の書き込み

アメリカ版2ちゃんねるのようなサイト「4chan」に奇妙な書き込みがされました。

”Hello.We are looking for highly intelligent individuals.To find them, we have devised a test”

といった書き込みが。正体不明の人物の書き込みでしたが、後に「Cicada 3301」と呼ばれるようになりました。

 

内容はというと「我々は非常に知能の高い人材を求めている、すべての謎を解き一握りの人材に会える事を楽しみにしている」

思いっきり天才を探してるといった書き込みです。

 

そしてこの書き込みがされたちょうど1年後に・・「我々はついに求めていた人材を見つけることが出来た」といった書き込みが。

 

この書き込みはネット上で噂になった書き込みだったのですが、どんな団体や組織なのかは一切わかっていませんが

もしかしたら量子コンピューターを作る開発チームの採用試験だったのかもしれませんし、その組織自体も政府側の組織かもしれないし、

 

もしかしたら・・悪意あるテロリストだったかもしれません

 

最近日本でも謎を解いて脱出するゲームがたくさんあります。また大小様々な団体だったりで、

もしかしてその謎の中にも大きな組織の天才引き抜きのテストをしてるかもしれませんね。

アラン・チューリングを題材にした映画▼

 

最新情報をチェックしよう!
error: Content is protected !!