ユダヤの法則と藤田田の関係性、マクドナルドが成長した理由とは?

戦後日本を牽引してきた人物と言えば、復興から経済大国2位までに押し上げた数々の経営者たちが上げられるでしょう。
松下幸之助さんや、本田宗一郎さん、そして近年では孫正義さんなどがその中には入るでしょう。
しかし、こうしたメジャーな経営者の中に名前が上がらないような少々マイナーな経営者がいます。

その人が藤田田(ふじた でん)さんです。

この人の名を知らなくとも、この人が経営した会社は誰しもが利用したことのあるような会社です。

それが、日本マクドナルド

今でこそ日本の至る所にあるマクドナルドですが、その当時はアメリカで流行るそのスタイルを日本に持ち込んでも流行らせることは非常に難しいのではないかと言われ、ここまで大きな企業になることは誰も考えていませんでした。
ここまで藤田さんが成長してきた裏にはある法則があると言われているのです。

藤田さんは生まれが大阪ながら、東京大学に進学し、在学中にあのGHQで通訳の仕事をします。そこである人々に出会います。

ユダヤ人です。

世界をリードしているグーグル、Facebook、スターバックスのような超有名企業は皆経営者がユダヤ人なのです。世界的に見て非常に商売に関してエリートが多いと言われるユダヤ人。なぜ商売に強いかと言うと、ユダヤ人は非常に数字に強いとも言われています。

現在の数字の由来

「1」、「2」、「3」・・・なぜこのような形になっているかと考えたことがあるでしょうか?
実はこれには理由があると言われています。

数字の原型となったと言われている文字はこちら。

若干角ばっているように形作られています。ただ、これだけではなぜそもそもの数字の原型がこのような形になっているかということに対して説明がつきません。

では、このように共通した目印を付けるとどうなるでしょうか?

そう、角度の数によって数字の原型が考案されたということなのです。日本ではこんなことは習いませんし、考えたこともないかと思いますが、ユダヤ人はこうした世界を構成するような数字と密接に関わり、我々が考えもしないような次元から数字と触れ合ってきたのです。

そんなユダヤ人が見つけた数字に関するある法則が存在するのです。

ユダヤの法則「78:22」

その法則が78:22

これは別名「ユダヤの法則」として知られているのですが、この二つの数字を足すと100になります。社会の重要な出来事や事象がこの比率によって成り立つという法則です。

例を上げると地球をとりまく大気の中で窒素の比率は78%。それ以外が22%だという研究結果が出ています。この比率がもっともバランスの取れた比率だと言われています。

続いて人体の中は見てみます。人体の善玉菌が78%。悪玉菌が22%。子の比率が崩れると体調を崩しやすいと言われています。

続いて経済を見てみます。すると富裕層が保有している資産が78%。一般層が保有している資産が全体の22%。このどちらをターゲットにするかでビジネスのやり方が変わってくるといわれています。

人間の体は、水分78%、その他22%

数学を考えると、円に外接する正方形は、正方形の面積を100とすると、円の面積は78、残りは22になる。

このような比率、法則が社会のいろんなところで成り立っています。と、いうことはこの比率を上手く使いこなすことで成功をもたらすことが出来る可能性を秘めているということです。

コカ・コーラの瓶なんかもその縦と横の比率を78:28にしています。

この法則をビジネスに応用していたのが藤田さんです。

数字にこだわりをもった事業展開

実は藤田さんは下記のように非常に数字にこだわって事業を展開していました。

  • ハンバーグを焼く鉄板の厚さは32mm
  • 表面温度は摂氏188度で3分半焼く
  • 注文されて32秒で供給
  • 人間が温かい食べ物で一番美味しく感じるのは61度
  • 水が一番美味しいと感じるのは4度
  • マクドナルドのカウンターは小銭を一番出しやすい72cm

そんな藤田さんがユダヤの法則を利用するのは至極当然のことだったのかもしれません。では、どこにこの法則を利用したのでしょうか。その答えは昔、。日本マクドナルドで流行ったセットである「サンキューセット」というメニューにありました。

これは「サンキュー」というキャッチ―なフレーズと、それに伴った「390円」という低価格によって爆発的に流行したと感じますが、実は違うのです。
この当時は、ちょうど500円玉硬貨が普及した時期でした。
この「サンキューセット」を購入するときに消費者は500円硬貨で払います。するとお釣りは110円返ってきますよね。実はこの支払いとお釣りで、下記の比率が成り立つのです。

390:110=78:22

という比率が成り立つのです。

藤田さんは消費者がどのような価格を支払い、どのくらいのお釣りが返却されると気持ちがいいのかということを、ユダヤの法則によって導き出し、利用していたということなのです。
結果的にこのサンキューセットはこの年の流行語大賞を受賞しました。

いちファーストフード店の、いちメニューが、流行語大賞をとるというニュースは皆さん聞いたことがありますか?
それは非常に稀なことなのです。
それほどまでにこのサンキューセットが流行ったということを現しているのです。

こうして日本マクドナルドが急成長を遂げ、日本を代表するような企業になったのを見届け、藤田さんはこの世を去りました。
その時の歳が享年78歳。
もしかしたらこの藤田さんの人生そのものが、ユダヤの法則の元に成り立っていたのかもしれません。

信じるか信じないかはあなた次第。

番外編〜若手起業家へのアドバイス

ここで終わるかと思いきや、この話にはまだ続きがあります。

実は藤田さんはまだ存命中に一人の若者にアドバイスを送っているのです。その若者は藤田さんのもとを訪ね、何かビジネスがしたいけど何をしたらいいかわからないということを藤田さんに相談します。

と、藤田さんは若い世代の中心になるのはコンピュータだから、それを活用したビジネスをすることを提案しました。

こうして起業し、今では日本を代表するような企業へと成長を遂げたのがソフトバンク
そう、藤田さんに教えを乞うたのは孫正義さんなのです。

藤田さんは超多忙であったため、社員は孫さんが会いたいといっても断っていたそうですが、自ら東京に乗り込み、どうやって調べたのか社長室に直接電話することによってこうした関係が生まれたのだそうです。

そんなソフトバンクが新たに仕掛けた商品が「ペッパー」。この開発に当たり、ソフトバンクはフランスの会社を買収しているのですが、その際に購入した株式の購入率が78%。

また、ペッパーに搭載された面白い機能・・・人の笑顔を採点する機能があるのですが、その機能によると孫正義さんの笑顔は78点だったそうです。

改めて、信じるか信じないかはあなた次第。

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