大人気ゲームソフトのポケモンシリーズ。
その中にポケットモンスターブラック・ホワイトというソフトがある。
このソフト自体は正式に発売されたポケモンシリーズのひとつであり、通称ブラックとホワイトの2種類のソフトがお互いに関連しあっている。
実際にプレイした人も多いだろう。
しかし海外にはこのポケモンブラック・ホワイトとは別に「ポケモン・ブラック」というソフトが存在するという。
ここでは、その謎のポケモンソフト、ポケモンブラック都市伝説!存在しないブラックバージョンの黒い噂について紹介しよう。
1.ポケモンブラックはどこで発見されたのか
そもそもこのポケモンブラックなるソフトはどこで発見されたのだろうか?
事の始まりは海外のゲームプレイヤーがフリーマーケットで怪しげな黒いカートリッジを見つけ購入した所から始まる。
知られている情報を見る限り見つかったポケモンブラックはこの1本だけで量産されていたという情報はない。
フリーマーケットで発見された黒いゲームボーイのカートリッジ…見るからに怪しげな代物だがやはりゲームの内容もブラックなものだったのである。
2.恐ろしいゴーストの「のろい」
このポケモンブラックは改造ロムと呼ばれる正規品を改造して作られたものであった。
オリジナルのソフトは初代ポケモン。
その為、ストーリーの大元は初代ポケモンと同じである。
しかし、主人公がオーキド博士に会い、正規版では3匹のポケモンから自分のポケモンを選択する場面で、「ゴースト」という4匹目のポケモンも選択できる様になっているのだ。
その「ゴースト」と呼ばれるポケモンは「のろい」と呼ばれる技のみ使用可能で、それはいくらレベルを上げても変わらない。
しかしこの「のろい」という技はとてつもない破壊力があり、「のろい」をかけられた対戦相手のポケモンはゲームの世界から跡形もなく消え去ってしまう。
しかも攻撃を受ける間、対戦相手のポケモンは「こわすぎてこうげきできません」と表示され攻撃も回避も不能となってしまう。
ゲームのパワーバランスを完全に無視したコマンドである。
更にジムリーダーとの戦いでこのゴーストを使用すると、相手のポケモンが消え去る事はもちろん、ジムリーダーまで死亡するという事態が訪れる。
正規版では戦闘終了後も存在するはずのジムリーダーの姿と彼が所有していたモンスターボールの1つが消え、代わりに墓標が立っているのだ。
これは明らかに生命を絶たれた演出である。
3.通常では見られない…恐怖のエンディング
この絶対的な強さと恐ろしさを持つゴーストだけを使い勝ち進むと、通常では見られないエンディングが現れるのだ。
最初は通常通りの殿堂入りしたポケモンが紹介される。
しかしその後に「そして時は過ぎ…」という意味の文字が表示され、舞台はポケモンタワーに移る。
そこには一人の老人がおり墓標を見つめている。
この老人こそ主人公(プレイヤー)の変わり果てた姿なのだ。
そして主人公がゴーストを使い倒してきたポケモンやジムリーダーたちが次々に現れては消えるという画面が流れた後にエンディングは最終局面を迎える。
今まで主人公が使用してきたゴーストが最後の敵となり主人公と闘う事になるのだ。
しかしこの時、主人公は既に老人である。
使用出来るポケモンは一匹もいない。
更に使用できるコマンドは「もがく」というひとつのみなのだ。
当然主人公は自分の無力感を思い知らされながら、かつて使用していたゴーストののろいを受けて死亡する事になるのだ。
ゲーム中では主人公がのろいを受けた後画面が暗転し一切の操作が出来なくなる。
再び電源を入れ直すとセーブデータは全て消えているという…今まで散々対戦相手に使用してきたのろいを最後は自分が受けてしまうのだ。
この様な都市伝説のあるゲームはいくつか存在するのだ。
例えばドラゴンクエストシリーズでも、ある場所に現れたボス級の敵を倒すと異次元の世界に連れていかれるという内容の都市伝説があるが、今回のポケモンブラックの噂は何か不気味なリアリティを感じる。
実際にポケモンブラックは今でもどこかに存在しているのかも知れない。