アニメおそ松さんの都市伝説5選!幻の第1話とは?

若い女性を中心に人気を集め、一大ブームとなったアニメ『おそ松さん』。

赤塚不二夫原作の『おそ松くん』の六つ子たちが大きくなってニートに、という現代っぽいゆるさが幅広い層に受け入れられた。

今日はそんなアニメ『おそ松さん』に関する都市伝説を紹介しよう。

アニメおそ松さんの都市伝説5選!

出典:https://bokete.jp/odai/3736020

①実はおそ松さんたちはすでに死んでいる?


ドタバタギャグで明るい内容のアニメだが、実は死後の世界の物語ではないかという噂がある。というのも、原作『おそ松くん』において、松野家の人々は「昭和45年3月5日」に、フグ中毒で全員死亡したことになっているからだ。

原作者の赤塚不二夫氏が作品内でそう描いたなら、後世の作品で勝手に生き返らせるわけにも…ということだろうか。アニメ内にも不思議な描写が多く見られる。

松野家の兄弟は青い線で描かれていて、ダヨーンやデカパンといった死亡説のないキャラクターは茶色の線で描かれているのである。しかも、ダヨーンたちが死ぬ描写の後には線が青く変わっている。

ファンの間でも多くの考察が見られるが、ギャグ漫画の中のことなので、はっきり「死後の世界」と決まっているわけではないようだ。

 

②PVの標識が怖い

色鮮やかで元気いっぱいのPVが好評の『おそ松さん』だが、その第二弾の映像の中にも「おや」と目をとめてしまう点がある。

「NO EXIST」という不思議な標識だ。

NO EXISTとは、「この世に存在しない」の意味である。

「この世に存在しないくらいぶっとんだ兄弟たちだ」と明るい解釈をすることもできるが、ネガティブに考えればやはり、死後の世界を示唆しているようにも見える。真相は分かっていない。

 

③十四松の恋した女の子は?

出典:https://www.golyat.jp/

おそ松さんの弟で五男の十四松。明るい性格の彼が恋に落ちるややシリアスな回「恋する十四松」。好きになった相手は清楚な印象の三つ編みの女の子。

自殺しようとしている彼女を十四松が救う。彼女にリストバンドをプレゼントし、「さいはて」という駅に彼女を送る十四松。短い話の中で、女の子を描く線の色が、青、緑、茶色と切り替わっているのは「死のうとしている状態から現世へと引き戻され、現世に戻っている」様子なのかもしれない。

また、ほのぼのした片思いエピソードかと思いきや、生きることを決めた彼女の道は明るく描かれていない。

 

おそ松がAVコーナーで彼女と思われる女優のAVを見つけ、十四松に見つからないようにと買い占めているような描写がある。

十四松が懸命に生のほうへ背中を押した彼女の未来が、あまりに悲しく思われる回である。また、リストバンドはリストカット跡を隠すためのものであるようで、単純な性格の十四松もうっすらと何かに気づいていたのかもしれない。

さらに、女の子が飛び込もうとしていた崖の下に夫婦岩と思われる岩がありその縄は切れている。

「夫婦にはなれない」という意味と、「この世とあの世の境界が切れている」という意味を読み取れる。たった一話のエピソードだが何とも奥が深い。

キャラクターの背景などに注目すると、また新たな発見があるかもしれない。

 

④アニメおそ松さんの幻の第一話とは?

アニメ『おそ松さん』は人気作のパロディシーンも見られる作品だが、一話はあまりにそれが行き過ぎてDVDに収録されないことになった。その話「復活! おそ松くん」だが、どういった内容だったのだろうか。

まず、物語は昭和のモノクロアニメでスタートする。そして、現代ではこのままではウケないのでは、と心機一転、パロディを多く取り込んだ場面が次々に展開していく。アニメファンなら元ネタが何かすぐに気づけるだろうが、ぜんぶ当てるのはちょっと難しいかもしれない。

『うたの☆プリンスさまっ♪』や『花より男子』、『ハイキュー!』『弱虫ペダル』など、人気作のキャラクターのコスプレをしたり、イケメン化する六つ子たち。ついには『進撃の巨人』風のチビまで現れ、その後も有名作品のキャラクターらしき人物が次々登場。

同人誌文化もあり、パロディに寛容な国民性はあるものの、内容のほとんどがパロディではさすがにアウトでは?という声もあり、結局第一話は収録中止になったようだ。録画しておいた人はラッキーかもしれない。

 

⑤おそ松さん本当はもっと多かった?

赤塚不二夫先生が『一ダースなら安くなる』という十二人兄弟の映画からヒントを得て創作した『おそ松くん』。初期設定では十二人兄弟の予定だったが多すぎて描ききれないため六つ子にしたそう。

そして、生物学と照らし合わせれば、六つ子より八つ子になることのほうが多いのだそうで、「あと二人は亡くなったのでは」などと考察されていることもある。アニメでは「神松」「悪松」といったキャラクターも作られ、ダークな面も楽しい面もある都市伝説である。

まとめ

世代を越え、形を変えて愛されている『おそ松くん』『おそ松さん』。

ブラックでシュールなシーンも多い原作は、今の子どもたちが読むと驚くような過激なネタもたくさん描かれている。一方で、現代の相次ぐパロディや展開の速さは、昭和の読者たちが見れば驚くものかもしれない。ネットで話題になるのも、そういった新鮮な発見がたくさん詰まった名作だからといえるだろう。

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