クレヨンしんちゃんの世界は全て『妄想』だった・・・
コミカルで楽しげな世界観のクレヨンしんちゃんだが、実はクレヨンしんちゃんの世界は全てが『妄想』だと言われている。では誰の妄想なのか?
この作品は、実はしんちゃんの母親である「みさえの妄想」なのである。
クレヨンしんちゃんという作品名通り、主人公はしんちゃんこと野原しんのすけだ。アニメや漫画では自由奔放に動き回っている彼は、実は5歳の時、皆さんもご存知「ひまわり」を助けようとして交通事故に遭い、亡くなっていたのだ。
そのことを信じたくなかった母親のみさえが、「もししんちゃんが生きていたら…」と妄想してできたのが「クレヨンしんちゃん」の世界というわけである。
さらにその妄想をしんのすけが生前使用していたクレヨンを使用して描いているため、タイトルに「クレヨン」がついてるのである。
息子の死を受け入れられない母親が作り出した空想だと思うと、なかなか悲しい都市伝説である。また、アニメでしんのすけがずっと5歳のままなのは、みさえが5歳以上になったしんのすけを知らないからという。
アニメ・クレヨンしんちゃんの裏設定とは…?
クレヨンしんちゃんがまだ漫画になる前、いわゆる「プロット」状態の時の設定を知っているだろうか?実はその時点で、上記の「みさえの妄想」説が語られているのである。
ちなみに上記の設定は編集部により却下されたとされているが、本当のところ現在の話に影響しているのかどうかはわからない。
他にもキャラクターたちにはいろいろな設定が盛り込まれており、みさえは結婚前は声優をしていたり、ヒロシは性転換して男になっていたり、ひまわりはヒロシとみさえの実子ではなかったりなどなど…。野原家だけでも様々な話が都市伝説として語られている。
ちなみにアニメ版だが、実はしんのすけは交通事故で死んだため幽霊になっており、実際にしんのすけは存在していないらしい。
しんのすけの死にショックを受けたみさえたちが妄想でつくり出した架空のしんのすけとともに生活しているという設定で、周りの人たちは気の毒に思い夫妻に話を合わせてあげているというのが都市伝説では有力だ。
ちなみにシロとひまわりは幽霊になっていしまったしんのすけを見ることができるため、周りと齟齬なくしんのすけがいるという空想の生活にも対応できているらしい。
こうしたブラックな初期設定がどの程度引き継がれているのかはわからないが、都市伝説を知ったうえでもう一度作品を観かえしてみてほしい。時おり、しんのすけに影の無いシーンなどを見つけられるかもしれない。