エイズ・メアリーの意味…
エイズ・メアリーはアメリカの都市伝説の中では有名で、「エイズ」という病名が入っているため察しの良い人は気付いたかもしれないが、エイズに関係する都市伝説である。エイズ・メアリーは観光客など外国に訪れた男性に会いに来るらしい。
アメリカを訪れた男性に近づき、一夜の誘いをかけ、その誘いに乗って一晩過ごしたのちの朝、事件は起こる。次の日の朝、起きると一夜を共にした女性はいなくなっていた。
一夜のみの関係のということもあり特に気にしなかった男性が顔を洗おうと洗面所に向かうと、そこに設置してある鏡に、口紅で大きくメッセージが刻まれていたのである。
そこには「Welcome to the world of AIDS(エイズの世界にようこそ)」と書かれていた。
エイズの世界にようこそ、というのは、つまり男性がエイズにかかってしまったということだ。エイズは血液などを介して感染する病気で、男女の性交でも感染してしまうのである。
この都市伝説は、エイズに感染した患者が他人を巻き込むため意図的に関係を持とうとするという実話から生まれたといわれているが、実際にそういった報告があったのかどうかはわかっていない。
また「エイズ・メアリー」のメアリーとは、「メアリー・マローン」というチフス菌の健康保菌者からきているといわれている。
ちなみにエイズ・メアリーは女性のことで、男性が行う都市伝説の場合「エイズ・ハリー」という。
また、アメリカなど国外での呼び名が「エイズ・メアリー」だが、日本国内の場合「ルージュの伝言」という名称になる。
アメリカで起きた悲劇!911同時多発テロの謎…
アメリカで起きたとある爆発テロに関係する都市伝説だ。ある日、アメリカに住む女性は観光客らしい中東系の男性に道を聞かれた。
親切な女性は、その男性に丁寧に道を教えてあげた。男性は喜び、親切にしてくれた女性に「あなたはとても親切なので、良いことを教えます。今日から一週間、地下鉄に乗ってはいけません。決して乗ってはいけませんよ」と言い、去っていった。
女性は不思議に思いながらも、男性の言うことが冗談には聞こえなかったため、それから一週間、言われた通りに地下鉄には乗らずに過ごした。
そしてその後、一週間のうちに地下鉄で爆破テロが起きたのである。
びっくりした女性がその後警察に問い合わせたところ、道を聞いてきた男性は、指名手配犯だったということがわかったのである。
また、その時に起きた爆破テロの実行犯なのではないかという疑いもかかっていたらしく、それを聞いた女性は震えあがったという。
この都市伝説は、アメリカで起きた911同時多発テロに関係しているのではないかといわれている。
というのも、911同時多発テロ後にアメリカの都市伝説として爆発的に広まり始めたからであるが、実際いつごろ起きた事件に関係しているのかはわかっていない。