グリム童話が怖いってホント?シンデレラと白雪姫の都市伝説

グリム童話とは、グリム兄弟が綴ったシンデレラやヘンゼルとグレーテルなどの昔話集である。

これを読んでいるあなたも、幼い頃に一度は読んだ事があるのではないだろうか。

絵本として我々に伝わっているグリム童話は“子供向けに作り替えられた昔話”であり、実際のグリム童話の内容は、身の毛もよだつ恐ろしいものだという。

今回はそんな本当は怖いグリム童話について紹介していこうと思う。

 

グリム童話が怖いってホント?

本当は怖い「シンデレラ」

まずは一般的なシンデレラのおおまかな話についてみていこう。

 

1.継母や二人の継姉達にいじめられ、暖炉の中でしか眠ることが許されなかった少女は、「灰かぶり」という意味を込めて「シンデレラ」と呼ばれていた。

 

2.ある夜舞踏会が行われ、継母達は舞踏会へと向かった。すると魔法使いが現れ、シンデレラに魔法をかけて、美しい姿へと変身させた。

ただし、日付が変わる12時の鐘が鳴ると魔法が解けて元の姿に戻ってしまうので、それまでに帰るようにと伝えた。

 

3.舞踏会に訪れていたシンデレラに見入った一人の王子がダンスを申し込み、二人は楽しい時間を過ごしたが、12時の鐘が鳴り始めてしまった。

鐘が鳴り終える前にと、急いでお城の階段を降りている途中で、シンデレラは履いていたガラスの靴が脱げて、落としてしまう。

 

4.後日王子は、ガラスの靴がピッタリ入る女性と結婚すると宣言し、持ち主を探し始めた。継姉二人はすぐさま名乗り出たが、靴が小さくて入らない。試しにシンデレラに靴を履かせると、ガラスの靴はシンデレラにピッタリ入った。

 

5.二人はめでたく結婚することになった。

 

続いて、グリム童話のシンデレラについてだが、1から3までは対して変わらないので、4のガラスの靴を履くシーンからみていこう。

 

4.王子が持ってきた金の靴を履こうとする継姉達だが、どれだけ頑張っても靴が入らない。

シンデレラは継母に「贅沢な暮らしをする為に、踵や爪先など切り落としてしまえば良いのです。王妃になれば歩く必要もなくなります。」と耳打ちした。

継姉達は王妃の座が欲しい一心で、踵と爪先を切り落とし、無理やり靴を履いた。

この様子を見ていた一羽の鳩が王子の元へと行き、この様子を伝えた。

一方で、足の一部を切り落とさなくても簡単に靴を履けたシンデレラが、王妃となる事に決定した。

 

5.シンデレラと王子が婚礼の儀式をしている途中、付き添っていた継姉二人は鳩に襲われ、眼球を抉られて失明してしまう。

もがき苦しむ声をあげる継姉二人を横目に、シンデレラは「当然の報いだ。」と恐ろしい笑みを浮かべていた。

 

シンデレラをいじめていた継母と継姉達に対して、悪い行いをした者には神様が天罰を下すという教訓にしようと考えられた話らしいが、かなりグロテスクな内容となっている。

 

その為、我々が良く知るシンデレラは、話の内容がかなりマイルドになりハッピーエンドで終わっている。

 

 

本当は怖い「白雪姫」

こちらもまずは、一般的な白雪姫の話から紹介しよう。

 

1.白雪姫と呼ばれる可愛らしい少女がいた。少女には継母がおり、「美」を追求する継母は白雪姫がいつか自分よりも美しくなるのではないかという思いから、白雪姫を亡き者にしようと考えた。

2.老女に化けた継母が森にある7人の小人が住む小屋に忍び込み、白雪姫に毒入りのリンゴを食べさせて仮死状態にする。

3.森に住む7人の小人達は白雪姫が死んだと思い悲しみ、棺桶に入れて花を手向ける。

4.通りかかった王子が白雪姫に一目ぼれし、キスをすると白雪姫は目覚め、結婚する。

 

続いてグリム童話の白雪姫を4のシーンからみていこう。

 

4.棺桶に寝かされている白雪姫を見つけた王子は、白雪姫が死んでいるとわかった上で棺桶ごと死体が欲しいと小人達に申し出て、城まで連れて帰ることにした。

王子には変わった性癖があり、実は死体愛好者(ネクロフィリア)だったのだ。

 

5.家来たちが王子のお城へ棺桶を運んでいる際、躓いてしまい棺桶が傾き、仮死状態だった白雪姫が喉に詰まったリンゴの欠片を吐き出して、息を吹き返した。

 

6.継母が白雪姫を殺害しようとしていた事を知った二人は、結婚披露宴に継母を呼び、鉄でできた靴を炎で熱し、継母に履かせて死ぬまで踊らせ続けた。

 

まとめ

いかがだっただろうか。本当のグリム童話はかなりグロテスクな内容であることがわかるだろう。

我々がディズニーの映画で見ているような内容はかなりオブラートに包まれた、ハッピーエンドの内容になるようにすり替えられているのである。

 

今度映画を観るときはこの記事の内容を思い出してほしい。

 

最新情報をチェックしよう!
error: Content is protected !!