深海!海の底に生息する深海魚や未確認生物の謎

地震の前に多く見られると言われていたり、解明されていない点も多い深海魚。海の底に生息するが、見た目もグロテスクで、我々がよく知る魚類とはひと味違うように思われる。あらゆる命の起源で、今も多くの生命を支えている海にはたくさんの謎がある。恐ろしい面もあるが、どれだけ科学が進んでも解明されない点にロマンを感じる人も多いことだろう。
今回は海の底に生息する深海魚や海の未確認生物にまつわる話を紹介しよう。

深海!海の底はいまだ未知の世界

深海は探索自体が難しいため、すべての生物を把握することすら難しい。そんな海の底から謎の音が聞こえたという記録がある。ひとつは1997年、太平洋で録音され、未だに正体は分かっていない。5000キロ離れた場所まで聞こえたそうだが、そこまで大きな音を出せる生き物が深海で生息している可能性もあるという。もう一方は2014年、マリアナ海溝で記録された金属音のような音で、こちらも何の音かは分かっていない。マリアナ海溝自体が水深10000メートル以上の深さであり、何が眠っているのか未知の部分が非常に多い。

「ヒトガタ」目撃情報も多数


南極では人間のような形をした生物も目撃されている。「ヒトガタ」と呼ばれ、人間サイズから20メートル以上もある巨大なものまで観測されており、色は白いという。
2019年3月、佐渡沖で高速フェリーが衝突した巨大生物も「ヒトガタ」ではないかと言われている。手足があり、胴体があるその姿は人類にも似ているそうだが、実際の生態は分かっていない。黒い個体も目撃されている。グーグルアースにそれらしき姿が映ったり、動画に記録されたりもしているが、かなり大きいため捕獲例などはないようだ。海の底にはまだ我々が見たことのない生き物が生息しているようだ。

 

海の底に生きる深海魚と地震

Dianne Bray / Museum Victoria [CC BY 3.0 au], via Wikimedia Commons

たびたび、深海魚が大量に打ち上げられていることがニュースに取り上げられ、地震の前触れだと言われている。長い身体に鮮やかな色が特徴のリュウグウノツカイ、地震魚とも言われる細長いサケガシラ、幻のサメとされるメガマウスなどが主だ。この謎に関しては、2019年6月に、「地震前に深海魚が多く見られるというのは迷信である」と海洋研究所が発表した。深海魚の行動で地震予知をするのは難しいということだろう。

 

メガロドンは今も生きている?


メガロドンは、1800万年前~150万年前に生きていたサメの仲間である。非常に大きく、13メートル以上の体長でクジラなどを捕食していたとされる。体重も30トンほどとのことで、想像するのも容易でないくらい巨大な生物だったことが分かる。絶滅したと思われているが、現在も目撃情報が相次いでいる。人食いザメと恐れられるホホジロザメよりはるかに巨大で鋭い歯を持つメガロドンが今もどこかで泳いでいるかもしれないという。

クラーケンは実在するか?

海にはクラーケンというUMAも出没するとされている。1500年以上も前から信じられているが未だに謎のままの存在である。クラーケンは巨大なタコのような形をしていて、船を襲う危険生物として恐れられている。1861年にはついに捕獲されたが、それはクラーケンではなく「ダイオウイカ」だった。
クラーケンの正体は今も解明されていないが、ダイオウイカやその他の巨大なイカ・ヒトデなどである可能性も挙げられている。今後海の観測や研究がさらに進めば突き止められるかもしれないが、まったくべつの新しい生き物とする説もある。

UMAは実在するのか?UMAをめぐる都市伝説や本当の噂8選

 

世界各地で見られる人魚伝説

上半身がヒト、下半身が魚の姿で描かれることが多い人魚。マーフォーク(半魚人)とも呼ばれる。物語では美女の姿であることも多いが、ジュゴンやマナティを見間違えたものとする説もある。
ノルウェーの人魚・ハルフゥは未来予知の力を持つといわれ、ギリシア神話のセイレーンは船を難破させる美声の持ち主であるなど、神秘的な存在であることが多い。日本でも八百比丘尼の伝説などに人魚のことが出てきたり、中国でも人魚に関する書物があったりと、海を越えて人魚の伝説が残されている。

 

深海の足跡の主は?

4000メートルの深さの海の底で何者かの足跡が発見された。メキシコとハワイの間の海で見つかったその足跡の大きさは2.5メートルもの大きさで、何によるものかは分かっていない。3500個も続いているそうで、自然にできたものではなさそうだとのことだ。この深さの海で生きられる謎の巨大生物がいるかもしれないことが明らかになり、今後の調査も注目されている。

 

お盆に海に入っていけない理由も

海にあまり縁のない人でも、「お盆に海に入ってはいけない」話は聞いたことがあるだろう。お盆に帰ってきた霊たちが海に集まり、人を呼び寄せるので危険だと言い伝えられている。また、土用波という突発的な波が発生したり、浅い場所でも事故につながりやすい離岸流が起こるため、昔からこのように言われているのである。ミズクラゲやアンドンクラゲなどが発生することもあり、お盆の海に近づいてはいけないという言い伝えは守ったほうがよい。

最新情報をチェックしよう!
error: Content is protected !!